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吃音者でもできる仕事とは
サービス業や接客業が多い現代、僕ら吃音者には辛い社会ですね。
「ありがとうございました」「いらっしゃませ」「おはようございます」「会社名」「自分の名前」など僕らが苦手な言葉を必ず話さなければいけません。
僕もサービス業の事務をしていたとき、よく外線電話を取っていたので辛さはめちゃくちゃわかります。一時期ストレスのせいなのか電話で声が出なくなりました。
でも、昔と違い今はインターネットが盛んです。あなたもスマホは持っているでしょう。スマホでいろいろネットサーフィンして暇つぶしをしていたり、調べ物をしていると思います。
実は、そのネット環境が僕ら吃音者には追い風になっています。ネット環境が整うことで実際に誰かと対面して挨拶をしたり商談をしたりすることが減ってきました。
僕が住む田舎では対面が多いところもありますが、都会ではメールやSNSで取引先と関わることも多いです。そのメールやSNSの元になっているのが「文章」です。
パソコンやスマホでググると分かりますが、検索結果に出てくるほぼすべてのページはブログになっています。調べ物をすると誰かが書いた記事が載っていますよね。ブログなどの記事はすべては文章で作られています。
それで、文章を専門に書く人をライターと言います。そのライターが僕ら吃音者にはうってつけなのです。
では、どうしてライターを僕がおすすめするのか3つの理由をこれからお話していきます。

ライターがおすすめな3つの理由
ライターは文章を書く人です。ネット環境が整っている現代だからこそ、誰でもライターとして活動することができます。良い時代になりました。
なんか、文章を書く人というと、生まれ持った才能がある人がする仕事というイメージがあるかもしれませんね。
もしかすると「俺にはムリだわ」と瞬間的に感じてしまうかもしれません。でも、大丈夫です。文章を書くことは誰でも上達することができます。
それで、文章を書くことをコピーライティングと言います。
ここが一番大事な部分なのですが、コピーライティングは誰でもスキルアップすることができる技術です。誰でも訓練次第で上達することができるのです。
例えるなら、部活動で野球部に入って毎日素振りをするような感覚です。誰でもある程度素振りをすれば、いいスイングができるようになります。文章を書く力も同じ原理です。
つまり、誰でも身に付けることができる技術なんです。
ただ、文章を書くのが難しいと思い込んでいるだけなんです。大丈夫です。小学校のとき読書感想文もさっぱり書けず提出しなかった僕でさえ、ある程度の文章を書けるようになったのですから。
あなたもきっと大丈夫です!
では、吃音者がライターに向いている3つの理由をお話していきましょう。
1、文章ではどもらない
あなたもパッとこれが頭に浮かんだのではないでしょうか。ライターは口で話すのではなく、手を動かして文章を書きます。
吃音で会話が超絶苦手でもライターは関係ありません。文章で自分の気持ちをいくらでも書けます。クライアントとの話し合いでもメールで済みます。
お礼の「ありがとうございます」を文章であれば死ぬほど書くことができます。いくらでも自分の感謝の気持ちを相手に伝えることができます。
もちろん、最低限の一般常識を備えていることが条件です。
2、感受性が高いので心に突き刺さる文章が得意
僕ら吃音者は「周りの目を気にして相手の気持ちを汲んでしまう」という特性をもっています。これを感受性といいます。
自分が辛い思いをしているため、相手に辛い思いをしてほしくないという「優しさ・気遣い」という感受性を吃音者は83%の割合で持っています。
あなたも周囲の目を気にしているのではないですか?
周囲の目を気にするということは、相手の感情を感じ取ることができるとも言えます。そんなスキルを自然と僕らは身に付けているのです。
この「感受性」と「ライターの仕事」がガチッとハマります。
なぜなら、ライターの仕事はただ記事をテキトーに書くのではなく、記事を読んだ相手が「良かった」「ためになった」「また読みたい」と思ってもらうような仕事をするのが大事だからです。
相手の感情を感じ取るスキルが大活躍しますよね。
つまり、相手目線で書くことができるライターが求められています。感受性をもっている僕らは、フツーのライターよりも優れていると僕は思っています。
実際、他の吃音者たちが書く記事は心にグサッと刺さる内容を書く方が多い印象を受けます。

3、自分のスキルとして身につく
実は、これには2つの側面があります。まず1つ目が「自分のスキルとして身につく」ということ。そして、それに付随して「実際にお金を稼ぐことができる」ということです。
詳しく見ていきましょう。
自分のスキルが身につく
コピーライティングが上達すると、文章だけで相手の行動を動かせるようになります。
つまり、コピーライティングが上達することで相手の役に立つ情報を伝える「表現力が高まる」ので、相手の感情を動かくことができるからです。
相手の感情を動かせるようになると、相手は行動をしてくれるので何かしらの結果を残すことができます。
ちょっと噛み砕いて説明していきます。
例えば、あなたがブログなどで何かの商品の紹介をするとします。
その商品の魅力を文章力で100%引き出し相手に伝えます。すると、相手がその商品を使うことでどんな未来になるかを想像させることができるので、相手の「欲しい」という感情を引き出せます。
ダイエットサプリの場合、文章でダイエットサプリの魅力を100%伝えることで、相手に痩せる自分を想像させることができ、「これ、買いたい」と思ってもらえるということです。
すると、相手が購入してくれ自分にも紹介報酬が入ります。
僕らが苦手な営業トークでどもりながら話さなくても、どもらない文章力で仕事ができるということです。僕らにはこの可能性の高さが理解できるでしょう。
しかも誰でも上達することのできるスキルなのですから。
お金を稼ぐことができる
今お話した内容とかぶるかもしれませんが、自分の文章力を磨くことでお金を稼ぐことができます。
普通の会社でいうトップセールスマンと同じ役割を僕らが担うことができるのです。僕らは口では商品を売るのが苦手ですが、文章力で相手の感情を動かし行動させることができるからです。
リアルではバカにされ冷たい目で見られた人も多いことでしょう。僕のように。
でも、彼らにはない感受性をフルに活用したコピーライティングをマスターすることで、ネット上のトップセールスマンになれます。誰でも訓練次第で、です。
しかも年齢制限はありませんし、定年退職もありません。僕だって30代半ばからコピーライティングの勉強を始めました。
今あなたが何歳でも関係ありません、何歳からでも始めることができます。
で、コピーライティング(文章力)を高めるためにはどうしたらいいのでしょうか?

コピーライティングを高めるためには
一番大事なのは文字を書く練習をしなければいけません。
そのために自分でブログをやってもいいですし、思い切ってネット上のクラウドサービスで仕事をとるのもおすすめします。
ブログライターや簡単な記事作成など、単価は安いですが自分のスキルを高める仕事はいくらでも転がっています。
まずは、「自分のコピーライティング(文章力)スキルを高める」という意識で、自分でブログを書くか副業ライターをしてみるのが僕はおすすめします。
実際、記事を書かないと文章力は上がりませんので。
勉強ばっかりしてても何も上手くなりませんよ。僕がそうでしたし、誰もがそう言っています。
まとめ
・僕ら吃音者ができる仕事はライター
・しかも吃音者におすすめな3つの理由
①文章ではどもらない ②感受性が高いので心に突き刺さる文章が得意 ③自分のスキルとして身につく
・自分のブログを書くか副業ライターをしてみましょう。
もし、仕事や就職に悩んでいたり、転職を考えているようであれば、まずは副業でライターをやってみるのも選択肢の一つとして考えてみてはどうでしょうか。
ぜひ、参考にしてみてください。
・僕が克服したどもりを治す方法はこれだけ!